6月議会閉会

20日で6月議会が閉会となりました。
以下 補正予算等での質疑となります。

 

①グローバル教育推進事業費 5,266千円

英語教育のさらなる強化、次期学習指導要領の改訂を見据え、教員やFLTによる指導、デジタル技術の一つである、人工知能AIの活用との効果的な組み合わせを研究される内容

 

②公園緑地管理経費 169,551千円

寒川中央公園の用地購入について

 

③財産の取得について タブレット端末等129,386,400円

について質疑しました。

 

①について

小・中学校で使うAIアプリを指定。英会話相手になる実証事業のため、効果が期待できますが、2022年OECD(経済協力開発機構)が行った国際学習到達度調査(PISA)で、シンガポールは読解力など3分野で1位という、高い学力を示しながらも、心身が未発達の子供に悪影響を及ぶことを懸念し、小学生に端末を配らないことを決めています。

また、デジタル教育の最先端であったスウェーデンも2023年以降は紙の本を使った読書や手書きの練習を中心としたアナログ教育に回帰しています。これまでの調査の結果、創造性、思考力、集中力、記憶への定着、書く力の低下などデメリットが指摘される中、改めて、デジタルデバイスの使用には十分配慮が必要かと考えますが、町の見解をききました。

 

町見解

国のガイドラインによると生成AIが必要とする内容はあくまでも参考の一つという認識を持つこと。
使い方によってはリスクがあるため、そこを十分踏まえた上で最後は人間が決めた判断で責任を持つこと。
発達の段階や情報活用能力の育成状況に留意しつつリスクや懸念に対策を講じた上で利活用を検討すべきなど、生成AIを利活用することそのものが目的ではなく、手段の一つで上手く活用していきたい。